別れさせ屋への依頼では注意点がたくさんあり、無視するとトラブルに発展しかねません。
依頼する側も「信頼できる別れさせ屋」を見極める目と知識が必要です。
別れさせ屋に依頼する際の注意点を解説します。
■探偵業の届け出があるかどうか
別れさせ工作には調査が必要です。
ただ、調査行為をするには「各都道府県の警察署公安委員会」へ届け出をしなければなりません。
探偵業の業務の最適化に関する法律第四条で決められています。
届け出をしていないのに尾行などの調査をすると、違法の可能性があるのです。
別れさせ工作自体は調査が必須と限りませんが、ターゲットの情報が0だと成功率は低くなるため、依頼を検討する別れさせ屋が探偵業の届け出をしているか最低限チェックしましょう。
■法に触れるようなことをしていないか
法に触れる行為をしている別れさせ屋は大問題で、依頼者のリスクも大きくなります。
「探偵業法」という法律では必要な規制を決め、探偵業務の適正化が図られています。
打ち合わせでプランを伝えてもらったときに、「違法だ」と感じる提案をされたら依頼のキャンセルを考えたほうがいいでしょう。
調査という名目での、「盗聴」「住居不法侵入」「脅迫や暴力」などはすべて違法です。
「違法な方法なんてどこでもやってますよ」といわれても信じないようにしましょう。
■契約書があるかどうか
探偵業法では「契約時に契約書を取り交わすことや重要事項に関して説明すること」が第8条に定められています。
契約時、契約書もない、重要事項で書面を使わず説明がないなら、探偵業法に違反しています。
調査前のヒアリング後「ヒアリングをしたから契約をしないといけません」と強要するような行為をする別れさせ屋は、悪徳業者の可能性があるため注意が必要です。
契約時、わからないことがあれば理解できるまで細かい点も質問し、契約書も求めましょう。
別れさせ屋は業務上調査が必要なため「探偵業の届け出」をしなければなりません。
探偵業法で決められており、届け出がないと違法業者の可能性があります。
また、探偵業法に触れるような別れさせ工作をする業者にも注意してください。