配偶者の不倫が発覚した時、最初に覚えるのは大きなショックと裏切られた気持ちでしょう。怒りで煮えたぎっているかもしれません。しかし、まずは落ち着いて今後のことを考えることが大切です。
今回は、不倫をされていた人が何をすべきか相談先についてご紹介します。
■対処法を検討する前に
対処法を検討する前にまず大切なのが、アナタ自身の気持ちの整理です。「今後どうしたいか」をじっくり検討しましょう。不倫した配偶者と離婚すべきか、それとも関係修復を目指すのか。でもすぐに結論を出す必要はありません。
特に経済的な自立が難しい場合は、離婚によって生活が困窮する可能性も考慮しなければなりません。別居という選択肢も視野に入れ、婚姻費用(生活費)の請求も検討できます。焦らず、時間をかけて将来設計を立てることが重要です。
この段階で相談相手が欲しい。自分ひとりだと考えられないという場合は、恋愛相談やカウンセラー、信頼できる知人などに相談を試みてみましょう。
■対処するための準備をする
気持ちの整理がついて、不倫相手やパートナーに何かしらの働きかけを行いたいと決めたら、いよいよ対処するための準備です。
まずは不倫の証拠集めを行いましょう。不倫相手に慰謝料を請求する場合、裁判では客観的な証拠が必要になります。配偶者が不倫に気づいていると察知すると証拠隠滅を図る可能性があるので、慎重に行動しましょう。
証拠としては、肉体関係があったことを示すものが有効です。例えば、ラブホテルへの出入り写真や、不倫相手との親密なメッセージのやり取りなどです。
■弁護士に相談する
証拠集めと並行して、男女問題に強い弁護士への相談をおすすめします。弁護士は、証拠の有効性や、今後の交渉・裁判手続きについてアドバイスをしてくれます。専門知識に基づいた助言は、あなたにとって大きな支えとなるでしょう。弁護士を選ぶ際は、不倫や離婚問題に精通した専門家を選ぶことが重要です。
■不倫された場合の慰謝料請求
不倫慰謝料は、不倫によって受けた精神的苦痛に対する損害賠償です。請求できる相手は、不倫をした配偶者と不倫相手です。慰謝料の金額は、不倫の期間や程度、夫婦関係、子供の有無などを考慮して決定されます。
■法律に関する場合は特に信頼できる相談相手を
不倫問題は、一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら解決していくことをおすすめします。